暮待巣  

アイアンガーヨガで心と体を整えて元気に暮らす60代です。 興味を持った事やり散らかして何一つモノになってないような💦 そんな日々ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。 手作り好きな夫の作品も紹介させて下さい!

若冲と蕪村

サントリー美術館の「若冲と蕪村」展に行きました。

江戸時代が生んだ天才絵師、伊藤若冲与謝蕪村、ともに1816年生まれ。
もうすぐ生誕300年という事で企画された展覧会です。
1816年といえばこちらも天才尾形光琳が亡くなった年でもあります。
伊藤若冲といえば、動植綵絵のような細密画や気が遠くなるような升目書き
(1辺9ミリの四角に色を塗っていく)が印象的ですが、水墨画もそれはそれは
素晴らしい。
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墨の濃淡を見事に活かした作品は、ダイナミックでいて繊細。
一方与謝蕪村は、俳人のイメージ強いですよね。
今の時期の句では「春の海 ひねもすのたりのたりかな」が一番有名でしょうか。
しかしながらその画業も素晴らしいものでした。
蕪村ならではの俳句と絵を合体させた俳画も数多く残しています。
同時代を生きた二人の天才の作品を堪能出来ました。
「人間の能力はもともとそんなに差はない。 違うのはそれを活かせるか、
努力が出来るかの違いだ」って言う人もいますが、、、
確かに、ほとんどの人間の能力にはそんなに大差ないかもしれないけど、
違う世界で生きている天才っているよな、って思う。
Img_1236友達と半額(2500円)ずつ出してサントリー美術館の年間会員になりました。
1年間同伴者1名と何度でも入場出来ます。
美術館は会期中にわりと展示替えをするんですよね。
(1回で決着つけないで、次が楽しみになるような終わり方して、続編作り、
また見にこさせる映画と同じ、、、違うか、、、)
目玉の作品を分散する事で何回も足を運んでもらう作戦なんですが、
入場料もバカにならないので、「今回は見られないんだ、、、」とあきらめる
しかなかった。
でも年間フリーパスがあれば何度でも見に来られます。   嬉しい、、、
展覧会毎に休館日に会員だけの特別内覧会があり、学芸員によるレクチャーも
受けられるなどの特典もあります。
天才達の作品と過ごす機会が増えると思うだけでワクワクします。