暮待巣  

アイアンガーヨガで心と体を整えて元気に暮らす60代です。 興味を持った事やり散らかして何一つモノになってないような💦 そんな日々ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。 手作り好きな夫の作品も紹介させて下さい!

曜変天目茶碗

サントリー美術館に行きました。
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陶磁器を焼く時に起きる、予期せぬ釉薬の変化や器形が変形する事を
窯変といいますが、その中でも特に美しい光彩を放つものだけが
曜変と呼ばれます。
南宋時代の中国福建省で作られた曜変天目茶碗。
現存しているのは4点(または3点)しかありません。
すべて日本にあります。
 ・静嘉堂文庫(国宝)
 ・藤田美術館(国宝)
 ・大徳寺龍光院(国宝)
   (これは曜変ではない、という説があります)
もう1点足利義政織田信長に送った物がありましたが、
本能寺の変で焼けてしまったと言われています。
この中の藤田美術館曜変天目が他の収蔵品と共に
サントリー美術館で公開されています。
見つめていると吸い込まれそうな、小宇宙に入り込んだような
そんな気持ちにさせられる器です。
藤田美術館は、明治の実業家藤田伝三郎氏、長男、次男の2代
3人の収蔵品を公開している大阪の美術館だそうです。
藤田さんは、椿山荘や小涌園藤田観光の藤田さんです。
茶碗の他にも多数の絵画、仏像、茶道具などが展示されています。
私の好きな竹内栖鳳の大獅子図も展示されていました。(写真左下)
大阪の藤田美術館にも、行ってみたいな〜