長いタイトルが気になって買いました。
遠藤周作没後10年に見つかった
46年間埋もれていた未発表原稿を
文庫化したものです。
手紙の書き方の指南書で、キーワードは
「一寸したこと」
手紙を例にとってはいますが、人生
全般に言えることのように思います。
ほんの一寸したことが人生を変える。
「沈黙」や「深い河」などの真摯に
生きる事と向き合った遠藤作品とは
違い、なおかつユーモア満点の狐狸庵
エッセイとも違う面白みのある作品です。
十頁で捨てるなんてとんでもない!
自分の気持ちを誰かに率直に伝えたい時
是非読み返そうと思います。