怖いですね、紫式部。 敵に回したくないです、、、、。
なども著しています。
書きまくっています。
清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人
さばかりさかしだち、真名書きちらしてはべるほども、
よく見れば、まだいとたらぬこと多かり。
、、、、(延々と続く)
(訳文)
清少納言は、じつに得意顔をして偉そうにしていた
人です。
あれほど利口ぶって漢字をかきちらしていますが、
その程度はよく見ると、まだひどく足りないところが
たくさんあります。 、、、、、、、、、
他の人は自分の敵ではないと思っているので、手加減してますが、清少納言に対しては情け容赦ありません。
よっぽど意識していたんですね。
そんな古典の面白さ満載の本です。
人間の考えている事は昔も今もたいして変わらないんですね。
作者の吉野敬介さんは、中学時代から暴走族に加わり、特攻隊長をつとめ、高校卒業後、、、(中略)
大学卒業後は代ゼミで16年間人気ナンバーワン講師として活躍。
リーゼントとヴェルサーチの服をトレードマークに熱く語り100万人以上の生徒を熱血指導。
その多くを合格に導きました。
相変わらず大人気みたいですね。
東進ハイスクール、「今でしょ」の林先生もいるし強いですね。
しかし代ゼミがあんな風になってビックリ。
組織が大きくなって動きがとれなくなってしまったという見方があります。
されば真俗につけて、必ず果たし遂げんと思はん事は、機嫌をいふべからず。
とかくのもよひなく、足をふみとどまるまじきなり。
(だから隠遁生活であれ俗世間であれ、必ず成し遂げようと思う事は、
タイミングなどを考えていてはいけない。
あれこれためらったり、踏みとどまったりしてはならないことである)
つまり、「大勢に順応する=普通の暮らしを送りたい人間はタイミングが大切だが、
何かを成し遂げたいなら、タイミングなどにかまうな。 一気にいけ!」って事。
そうは言っても大きな組織は一気に行ってコケたら大変ですよね。
時代を読んで軌道修正するのは、生徒に勉強教えるより難しかったのかもしれませんね。