暮待巣  

アイアンガーヨガで心と体を整えて元気に暮らす60代です。 興味を持った事やり散らかして何一つモノになってないような💦 そんな日々ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。 手作り好きな夫の作品も紹介させて下さい!

お客様は神様か、、、、

月曜日の夜遅くに娘から 「人身事故があって電車が全然動かない」のメール。
やれやれまただ、、、さっさと帰ってくれば巻き込まれないで済んだのに。

だいぶたって「もうすぐ来る電車で帰れそう」とのメール。
大雨だし、真夜中、旅行帰りで荷物もあるので駅に迎えに行きました。

しかしいつまでたっても帰ってきません。
「駅のつくたびに電車がとまってて、出発調整やらなんだかんだで待たされてる。まだ時間かかる」と。

お茶でも飲もうと思ったけどお財布持ってないし、スーパーでもブラブラしようにも信じられないほど
冷房きいてて寒くていられません。
仕方ないので改札脇に立って人間ウォッチングをしてました。  (結局小一時間)

改札入ろうとした若いお兄さん、「ヤベー、電車来ないかぁ。 じゃタクっちゃおう」と行ってしまいました。
タクっちゃおう、、、、、、何???、、、、そうかタクシーに乗っちゃおう、か!

また改札に入る寸前の男性と女性がひそひそ話してます。  
どうやら男性は家族が待つウチに帰るところ、女性は奥さんではない、、、、という感じです。
私は家政婦状態で見守っていました。
勿論私は、松嶋奈々子じゃなくて市原悦子です、、、、わかってます、そんなこと、、、
男性が改札入っていく後ろ姿を女性はずっと見送っていました、、、、ドラマだ、、、

駅員さんに噛み付いているおじさんがいました。
南与野駅に行かなきゃならない、、、電車待ってたら間に合わない、、、と。
駅員さんはとりあえず電車で一番近い駅まで行って、そこからタクシーに乗るなりして欲しいと言っています。
おじさんは、それじゃ益々遅れるからここからタクシーに乗ると。
だったら早く乗ればいいのに、どうやらタクシー代を出せ、みたいなことを言っていたようです。

おじさんがもめているうちに上り電車も下り電車も行ってしまいました。
そんなに急いでいるなら早く乗れよって話しです。
駅員さんは若くて小柄で気の弱そうな感じ。

なんだか弱い者いじめみたいでした。
駅員さんも相手は一応お客だから下手に出るしかなくて、、、気の毒でした。

今朝の朝日新聞に  「お客様は神様か」という記事がありました。

この言葉だと三波春夫を思い出しますが、、、、娘さんの三波美夕紀さんによると
「舞台はまさに真剣勝負。浪曲は多くの役柄を瞬時に演じ分ける為雑念があると表現できない。
神前に立ったように澄み切った心でないと完璧な歌は歌えない、と父は話していた」とのこと。

つまりお客様は神様ではなく「お客様を神様に見立てて雑念を払って歌うという強いプロ意識から出た言葉だった。
お客様へのゴマスリでもへつらいでもなかったが、言葉が一人歩きしてしまったそうです。

サービスを受ける側と提供する側の力関係のバランスが悪くなっていると感じることがままあります。
お金を払うからってエライわけじゃない、神様じゃないはず。

独身時代勤めていたメーカーの基本理念に「三つの喜び」というのがあります。
    「造って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」
お互いが幸せになれることが理想ですよね。

イライラしていたおじさんには、秋の阿蘇に行ってくまモンとゆっくり遊んでリフレッシュしてもらいたいです(笑)

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