村上春樹さんの6年ぶりの短編集。
この間長編小説は出てましたが、内容が私には理解出来ないと
思うので読むのを躊躇しています。
やっと短編が出たので嬉しいです。
なんとも不思議な作品でした。
ご自分の事書いているのだな、と読み進めていくと
現実離れした展開になったり。
なんだか煙に巻かれているような気分です。
繰り返し読む度に新しい発見があります。
装画もよく見ると
植え込みからビートルズのアルバムが顔を出しています。
8作からなる短編の中に「With the Beatles」という
作品があり、このLPを抱えた少女が伏線になっています。
カバーを外してもいい感じです。
単行本は作品の内容だけでなく、本そのものを楽しめますね。
春に出たエッセイ「猫を棄てる」もまだ読んでいないので
手に入れようと思います。
外出を控える間に電子書籍にも親しもうと思ってましたが、
やはり紙の手触りが好きだなぁ