暮待巣  

アイアンガーヨガで心と体を整えて元気に暮らす60代です。 興味を持った事やり散らかして何一つモノになってないような💦 そんな日々ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。 手作り好きな夫の作品も紹介させて下さい!

ブラック

ユーザーではありませんが、カネボウ、大変なことになってますね。
今朝の朝刊によると、昨秋皮膚科医が美白化粧水で白斑症状が出たことをカネボウに指摘していたにも関わらず
残念ながらこの時点で対策をとらなかったそうです。
このとききちんと自主回収をしておけば被害は広がらずに済んだのでは、とのことです。
これは化粧品自体の問題というより会社の体質の問題では、と思えます。
被害を受けた方は本当にお気の毒です。 

キレイな白い肌は憧れですよね。。。
白、ホワイト、、、、なんだかいいイメージ。

一方 黒、ブラック、、、、あまりいいイメージが持てません。。。 何故なんでしょ。

五木寛之さんが若い時 モハメドアリ(旧姓カシアスクレイ)をインタビューしました。
アリは伝説的なヘビー級のボクサーです。  アフリカ系アメリカ人です。
その戦績は輝かしいもので、1960年ローマオリンピックのヘビー級メダリスト、プロ転向後は3度王座奪取に成功
通算19回の防衛を果たしました。

ボクシングのスタイルは当時主流だった力任せのものではなく、有名な「蝶のように舞い、蜂のように刺す」
‘Float like a butterfly, Sting like a bee'  というものでした。

1996年のアトランタオリンピックでは、パーキンソン病で震える手で聖火ランナーとしてトーチに火を点けた姿が
印象的でした。

1960年ローマオリンピックで金メダルをとっての帰国後、レストランで黒人であることで入店を拒否さたことに怒り
金メダルを川に投げ捨てたそうです。
そのエピソードを紹介され、アトランタオリンピックでは金メダルが贈られたそうです。

前置きが長くなりましたが、そのモハメドアリが五木さんのインタビューで話していたことは、

「私達はアメリカ英語で話します。 言語は人間の精神活動のすべてです。
ブラックという表現、黒い色が、どれほどの偏見を与え、差別感を作りだすか。
ブラックメールといえば脅迫文のこと。
ブラックフラッグは海賊の旗、死刑のしるし。
ブラックマーケットは闇市や非合法な取引ですし、
ブラックリストは要注意人物のリスト。
つまりブラックは邪悪でホワイトは聖なるイメージなのです。
エンジェルケーキといえば、真っ白な砂糖のかかったケーキでしょう。
こんな言語を使って暮らしている限り、黒人に対する偏見や意識下の差別感は決してなくならない。
私はそう思います。」
語ったのはアリが現役時代ですから、勿論だいぶ昔の話です。

ブラックで思いだしましたが、ワタミブラック企業じゃないか! オーナーが政治家になるのは許せん!
なんて声があるそうですね。

確かに和民の従業員さんから、残業は3分の1しかつけてもらえない、食材5万円買取させられた、などなど
いろんな不満の声があがっているようです。
ホントのところは私にはわかりません。

そして、黒い色が何故悪いイメージなのかもわかりません。

悩んでてもしょうがないし、暑くてたまらないので、黒ラベルでも飲もうと思います。
益々腹黒くなっちゃうね(笑)
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