友人と久々に会う事になりましたが、、
なんせ暑い、、、
外に出ずに楽しめるのはどこかな、と考えていたところ、お香仲間に勧められた展覧会を思い出しました。
尾張徳川家といえば、御三家の筆頭。
贅を尽くした数々の至宝が徳川美術館からやってきました。
展示品は4つのパートに分けられています。
1️⃣ 尚武 もののふの備え
泰平の世にあっても常に備えを怠らなかった武器、武具類の数々。 具足、刀剣、刀装具、陣中道具など機能美もさることながら、美しさに目を見張ります。
2️⃣ 清雅 - 茶•能•香 -
当時の大名は政治を担い文化を庇護する立場にあり、特に茶、能、香は儀礼、外交において欠かす事の出来ない芸道であったそうです。
競って収集された名物茶器、武家で正式な式学となった能の装束達、贅を尽くした香道具達は、戦にあけくれた戦国時代を経て泰平の世を生き抜く大名達に愛されました。
3️⃣ 求美
大名が私的な生活の場で使用した道具、また教養を高め趣味遊びに用いた「奥道具」
華やかな小袖、楽器類、遊技具、書、絵画など。 江戸時代の武家は和歌を読み、絵、音楽や文学に親しむ事も求められたとのこと。
なかなか大変だったのでは、、、それはともかく美しい物ばかりでした。
4️⃣ 特別公開
『国宝 初音の調度』
家光の長女千代姫が数え三歳(!)で尾張徳川家二代光友に嫁いだ際の婚礼調度
『国宝 源氏物語絵巻』
選りすぐりの4場面(柏木、横笛、橋姫、宿木)を順次展示。
久しぶりの美術館、たっぷり目の保養が出来ました。
一緒に行った友人のご実家は名古屋。
ぼんやりした尾張という地が近しい場所に感じられました。
美術館は事前予約不要なので、ご興味のある方は是非。
美味しい物も楽しめました。
サントリー美術館のある東京ミッドタウンは六本木駅から地下道で繋がってて、猛暑のお出かけにはもってこいですね。