大柄の服は苦手なはずなのに、お店で見た途端気に入ってしまった生地を買ってしまいました。
家に帰って広げたら
カーテンか、、、
失敗したかも、、、
気を取り直して、ギャザースカートだとボリュミーなので、サーキュラースカートにしてみた。
トップスを無地にすれば、なんとか着られそう。 ホッ。
普段色はグレー、ネイビー、オフホワイトなどで素材がちょっと変わっていたりデザインがちょっと可愛い服や、ピンクなど明るい色でシンプルな服を選ぶので、今回大柄を選んだのは自分でもビックリ。
案外こういう大胆なのも好きなのかも。
自分の事って意外にわかってないのかもしれません。
朝井リョウさんの「何者」
去年朝井さんの「生欲」を読んでから、気になる作家さんの上位となり、今回はこの本を。
就活生達が自分の道を探し求めてもがき、その姿を目の当たりにしていた主人公は表面上は友達を演じながら、SNSでは卑下していました。自分は対岸で批判することを決め込んで、自分のカッコ悪さから目を背けて、傷つかない様にしてきましたが、最後は思わぬ展開に。
このいきさつをSNSを巧みに使い表現した朝井さんはすごい!
最後の面接で主人公は
「自分の短所はカッコ悪いところです」
「長所はカッコ悪いということを、認めることができたところです」と話しました。
想像を超えたストーリー展開に翻弄されていましたが、最後救われた感がありました。
自分自身を素直に認める事はなんと難しい事か。
自分が「何者」であるかは、本人が一番わからないのかもしれません。
自分はこれだけが好きと決めつけず、着慣れない大柄のスカートをはいてみるのも違う自分に出会うキッカケになるかも。
もしダメな自分に出会っても、大事な自分の一部なので、嫌ったり卑下したりしないで、受け止めてあげようと思います。